quatre septembre

appengine.exblog.jp ブログトップ

恋愛小説

「高慢と偏見」でジェーン・オースティン大好きになってしまい(ブクログにも追加したよ)
続いてちくまの同じシリーズで「エマ」の上下巻を買ってきて読みました。
相変わらず2時から読み出し4時に読み終わるスケジュール・・・。

面白かったよー。これはグウィネス・パルトロウで映画化されたやつだよね。
見てないけど。「高慢と偏見」のが面白かったけど、エマもなかなか。
ジェーン・オースティン本人が書いているように、エマはエリザベスよりも全然
感じ悪くてバカな感じなんだけど、だからといって嫌にならないのがすごい。
訳者が書いてるように、高慢と偏見が21歳のときに書いた作品で、
エマは30代半ばを過ぎてから書いたように、書いている人のレベルが上がっていることが
すごく感じられるし、確かに「エマ」のがチャレンジングな感じがする。

・「高慢と偏見」は最終的なオチが最初から明らかに分かる。
・「エマ」は下巻に入っても分からなかった(わたしが鈍いだけ?)
・「高慢と偏見」は2組のカップルの話がメインだけど「エマ」になると4組のカップルの
話になる。
・「高慢と偏見」の主人公より「エマ」の主人公の方がかなり感じ悪い。
・「高慢と偏見」の男のほうが、「エマ」の男よりもあからさまにかっこよい。

こんな感じで。でもこれで読ませる力量ってすごいな、と思う。
本年度ナンバーワンの座は揺るがないダン・シモンズ@ハイペリオンは
ありとあらゆる材料を突っ込んでなおかつそれをまとめあげるタイプで
ジェーン・オースティンはありとあらゆる要素をそぎ落としてシンプルな食材を
極めるタイプという意味で正反対だと思った。

ダン・シモンズのは、「え?マグロとアボカドとタバスコとチョコレートとコリアンダーと
キャビアとサワークリームとおたふくソースで何この絶妙なハーモニー?!なんで
こんなにおいしいの?」っていう感じだけど
ジェーン・オースティンは「大根と塩だけなのに超うまい!」とかそういう感じね。
一般的な話で言えば、後者のが明らかに難しい。でもダン・シモンズのごちゃまぜっぷりも
相当のもので、これは突出していると思う。
どっちがいいというのではなくどっちもすごいとひたすらに思う。いろんな小説家の頭を
彼らのブラシでとかしたい。髪の毛がない人はダメか。

ジェーン・オースティンのおかげでわたしの恋愛小説嫌いがだいぶ緩和されました。
もしも、あれを、恋愛小説と読んでいいのなら。
[PR]
by app_engineer | 2005-10-13 15:11 | 読んだ本
line

日記というより週記


by app_engineer
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31