quatre septembre

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飛&森

最近読んだ本。

飛浩隆「象られた力」

グラン・ヴァカンス読んでまあまあ面白かったので、こちらも。
グラン・ヴァカンスより、こっちのほうが好きだった!
普段短編集ってあまり好まないのだけど(長編好き)、SFに限っては
短編集好きかも。というか、SFというジャンルには好短編集が多いね!
わたしがピアノを弾いていたせいか、冒頭の「デュオ」というお話が一番好きでした。
グラン・ヴァカンスを読んでいたときから感じていたけど、この人の感覚表現は
とてもとても分かりやすい。決してオーソドックスな表現を使っているわけでもないのに。
比喩が的確。そして簡潔。視覚表現も、嗅覚表現も、触覚表現も、聴覚表現も
どれもすばらしい。すごい才能だなあ。

本筋とは異なるけれど、この人の文章を読んでいると、プロの作家だなあと思います。
どういうところに感じるかというと、、、くだらないことなんだけど。
わたしだったら、当たり前に漢字で書いてしまう言葉が、かなりひらがなで表記されている
部分があってそのたびに違和感を感じたから。違和感を感じたといっても悪い意味ではなく
ひらがなが逆に新鮮に感じたの。
たとえば、「逆に」を「ぎゃくに」と書いたり、とかその程度なのだけれど。
たとえばPCを使って書いているとしたら、こういうコンピュータのインプットメソッド
では多分当たり前に変換されてしまう言葉を、あえて変換しないというのは
そこにその作家の言葉にたいする規律があるんだなあ、と感じてしまう。
まあPCを使って書いているのなら、後からまとめて変換とか置換ができるから便利だけどね。
「実は」を「じつは」と表記したいなら、後で「実は」を検索して置換すればいいわけだし。
もし手書きで書いているとしたら(いまどきはないかもしれないけれど、この人が
デビューした当時はまだ手書きが主流だったのでは?)、そういう後から修正/校正する
のはもっと大変になるから、書いている段階から自分の中でたがえようのないディシプリン
があったのだろうな、と考えた。だからプロなんだなあ、と思った。
わたしはというと、なんでもかんでも漢字に変換しがち。IMEが変換しないようなのも
辞書からコピペして漢字にしたがるぐらいだから。でもわたしはプロでもなんでもないので
一貫性がない。そのときの気分気分で適当に書いてる。
変換が容易な漢字をあえて変換しないほうが難しい。

森博嗣「レタス・フライ」

森博嗣はもう読まなくていいんじゃないのか、思い続けて何年だろうか・・・。
去年も同じことを言ってました・・・。もうスカイクロラシリーズだけ読むことに
しようか・・・。といいつつも、この人の書く会話のリズムは相変わらずとても小気味いいな。
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by app_engineer | 2006-02-04 01:25 | 読んだ本
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日記というより週記


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