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quatre septembre

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日本人

いずれの御時にか、出来事・仕事あまたさぶらひ給ひけるなかに、いとやんごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めき給ふ思い出ありけり。

ということで、かなり前の話だけど忘れないようにメモっておきます。

①ロバート・キャパの写真展を見に行った。

ここ数年で、キャパの写真展見に行くのは5回目かなあ。恵比寿の東京都写真美術館で
2回、どっかのデパートで1回、神戸で1回。どれだけすきなんだ、って感じだけど
やっぱり好き。今回のテーマは「OFF WAR」ということで戦場を離れたキャパという
テーマだったらしいけど、有名なD-Dayの写真や崩れ落ちる兵士の写真がなかっただけで
十分に戦争だった。スペイン市民戦争下のマドリッドやバルセロナ、それから第二次世界大戦下のシチリア、連合国軍による解放後のパリ、占領後のベルリン。
わざわざOFF WARと書くほどのものかなあ、と思いつつ。やっぱり何度も見ちゃう。
彼の最後の写真となった、ベトナムの写真もあった。この3時間後に死んじゃうんだよね、
知ってるからか、いつも涙が出ちゃう。
写真の仕組みがまったく分からないのだけど、前恵比寿で見たときと同じ写真なのに
大きさが全然違う気がした。オリジナルプリントというものがなくって、ネガを
好き勝手な大きさに焼いて、同じ写真がいっぱいあるのかなあ・・・・?
具体的に言うと、ピカソとフランソワーズ・ジローがパラソルの下にいる有名な写真ね。
前見たときのが大きかった。うーん謎。
でもネガがあって、いっぱいやけるんなら、わたしもキャパの写真を手に入れることが
できるのかしら・・・?オークションとかで。
いつも写真集を買おうと思うけど、本に印刷された写真とプリントの写真の力の差は
歴然としていて、写真展の場では絶対買えない。なんで同じものなのにあんなに
違うんだろう。


②チャイコフスキーとラフマニノフのピアノ協奏曲の演奏会に行った

チャイコフスキーの1番とラフマニノフの2番。わー、べただ。べたすぎる。
わたしは断然ラフマニノフ派だったにも関わらずこの日はチャイコフスキー
のが全然良かった。演奏者が違ったの。
指揮者も、オケもピアニストも、オールロシアンメンバーでロシアのさっむいところを
想像しながら聞きました。凍土の下に煮えたぎったウォッカが流れています(適当)
しかし、チャイコフスキーもラフマニノフも、ロマンチックというより
やはり、ナイーブだと思った。ロマンチックいうには、人生の辛苦を知りすぎているような・・・。
第三楽章で思わず涙がキラリ☆
席がすごい上のほうだったので、オケの様子がよく見えた。
気がついたこと。
・フルートが二人しかいない(もっとたくさんいるもんだと思ってた)
・吹奏楽者は、吹いていないときしょっちゅう楽器のメンテをしている(唾がたまるから?)
・オーボエとファゴット(多分)の見分けが付かない
・ラッパ系にいたっては何がなんだか
・シンバル奏者が、顔の正面で両側からパーンと叩くのではなく、腰のあたりで斜めに
打ち鳴らしているのがとてもかっこよかった。音量によって叩き方が違うのか、それが彼のスタイルなのか
・レニングラード交響楽団にはとても女の奏者が多い(気がする)


それにしても、日本人って、キャパとラフマニノフが大好きだといつも思うのだけれど
外国で彼らについての評判を聞いたことがないので、もしかしたら全世界的に
人気かもしれないということに最近気がつきました。
by app_engineer | 2005-11-29 18:29
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日記というより週記


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